今回は、いわき市泉町滝尻にある「たべのみ家 火縄銃」さんこだわりの『串焼き』を取材してきました。火縄銃さんの『串焼き』へのこだわりを是非ご体感ください。
こだわりの逸品(火縄銃の串焼き)
火縄銃さんのこだわりの逸品は、串焼き(1本¥150~)です。
確かに、火縄銃の串焼きはうまいと思って今まで食べていたものの、まさかこんなに下準備から含めて工程があるとは思いませんでした。こだわりを知れば知るほど、うまさの理由が分かる気がします。
事項にて、火縄銃こだわりの串焼きができるまでをご紹介させていただきます。こだわりの串焼きができるまでをどうぞお楽しくください!!
必見!!絶品串焼きができるまで。
時刻は、午後3時。
火縄銃は、開店2時間半前から串焼きの準備に取り掛かります。
まずは、こだわりの備長炭の準備から
使うのは、姥目樫(うばめがし)という種類の備長炭。着火しにくいが、着火すると温度が高いのが特徴。
こだわりの備長炭を鍋に入れ熱します。前もって火を着けないと全然燃えてくれないからなんだとか。
続いて、継ぎ足して使う秘伝のタレです。
こちらも熱します。
最終的に、たれはこうなります。
合間に串うち。とにかく具が大きい。1串でだいたい60~70gあるそう。
平均的なステーキが150gぐらいなので、2~3本食べると結構なボリューム感です(*^^*)
豚バラ肉にも串うち。さすがマスター。さすがのスピードですが、見た目以上に大変なんだとか。
串うちをしている間も備長炭は熱し続けます。若干火が着いてきましたが、なかなか火は着きません。
続いて、塩の準備。
塩??と思いましたが、火縄銃では市販の塩をそのまま使わないんだそう。
まずは、何もする前の自然塩。確かに粒が大きく、ざらざらした感じがします。その日使う分だけを毎日炒めるんだそうです。
塩をひたすら炒めます。
鍋をひたすら振ります。
ひたすら炒め、さらさらな塩になりました。塩一つに並々ならぬこだわりを感じます。
続いて、焼台。毎日毎日おいしい串焼きが焼かれる焼台は、毎日お掃除します。
お掃除中。
きれいになりました。
そして、いよいよ炭を投入!!炭もだいぶ赤くなっています。
火加減を調整して、、、
ようやく焼台の準備完了です。
伺ったところ、備長炭での串焼きは、とにかく準備が大変で、コストがかかるそうです。ひと月十数万円も炭代がかかり、手間暇かかる。電気で焼くとコストは10分の1で、かつこういった準備が不要なんだそうです。
火縄銃では、備長炭での風味豊かな串焼きを提供したいとのことで、こういった手間暇かけた備長炭での提供にこだわっているとのことでした。
せっかくなので、’特選もも’を焼いていただきました。
串焼き2本で普通サイズのステーキぐらいのボリュームがあります。(1本150円~)はお得です。
こだわりの塩をかけた串焼き(もも)
自家製のタレをかけた串焼き(もも)
改めて、こだわりをお聞きしました。
一番のこだわりりは何ですか?
備長炭で串焼きを焼くことです。電気で焼くのに比べ、金銭的コストは約10倍、そして炭の準備・後片付け等とにかく手間がかかります。ですが、備長炭で焼いた串焼きは、『風味がよく』、遠赤外線効果によって肉の真ん中から火が通るので、ふっくらとした仕上がりになります。
他には?
材料にもとにかくこだわっています。
自家製のタレは、継ぎ足し継ぎ足しで使用したオリジナルのものです。もちろん、化学調味料が入っていませんので、無添加です。化学調味料は確かにおいしいですが、火縄銃では、無添加材料で勝負しています。
当然、肉にもこだわりがあります。火縄銃で使う肉は、生肉です!!生肉は、当然日持ちしないので、見込んでいたお客さんがいらっしゃらなかった場合、ロス(処分)になります。正直、生肉で勝負するのは大変ですが、やはりおいしいと思っていただけるよう採算度外視で生肉を使用し続けています。
最後に、、、
これだけこだわった串焼きですが、どんな方に食べていただきたいですか?
当店では、この串焼きに共感いただける方に食べていただきたいと思っています。
正直なところ、串焼き1本作るのに非常に手間がかかるため、提供に時間がかかり、お客様をお待たせしてしまうこともあるかもしれません。それでも食べたい!!共感する!!と言っていただけるお客様がいらっしゃる限り、このやり方で串焼きを提供し続けたいと考えています。
その他、火縄銃こだわりの品々
cocoLINKいわき内の『火縄銃』ページにてご紹介しています。こちらも合わせてご覧ください。
店舗情報
店舗名:たべのみ家 火縄銃(ひなわじゅう) 住所:福島県いわき市泉町滝尻字折返68-5 電話番号:0246-96-5123 営業時間:17時半〜22時45分(O.S.) 定休日:不定休 |